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​耕作放棄の園地管理と農法について

高齢化や後継者不足で年々耕作放棄の畑が増えています

畑は手が入らないと1~2年で荒れ地になり枯れてしまいます

和歌山・下津は2019年2月に「下津蔵出しみかんシステム」として

​日本農業遺産に認定された町、豊かな暮らしを維持いきたいと

​新たな試みをスタートさせています

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耕作放棄の柑橘畑を目にしながらも

日々自分たちの畑で精一杯

見ているだけが現状でした。

長く続けられてきた大切な地域の資源を柑橘畑ではなく

後継者が見つかるまでみかんの森としてなら守れる 

そして100年後も、この風景が見られるようにと

生まれたのが

​“みかんのもりプロジェクト”

和歌山県『農業農村活性化支援モデル事業』に

認定された活動です。

耕作放棄柑橘畑の多くは面積も広く

栽培し管理していくには、多大な

労力が必要となってきます。そのため、長年に渡り

農薬散布や年に数回の除草剤を使用せざるを得ない

状況も生まれてしまいます。

私たちは

新たな柑橘農家さんの手に渡るまでの間、

出来るだけ自然な形で守りたいと考え、

みかんの花が咲く前に、木そのものを​守るため

一度マシン油剤を散布しますが、

実となり青みかんとして収穫するまでは、

ここで育つ植物や果実で作った乳酸菌溶液や、

梅酢・木酢液などを使って管理しています。

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